『虹色とうがらし』弐

サブカルチャー

 世代を超えて愛される漫画家“あだち充”。その隠れた傑作である『虹色とうがらし』を取り上げた企画第二弾でございます。誰が呼んだか(読んだか)あだち充。とか言ってみたり笑

 はい。そうなんですね。始まりはこの独断と偏見で選んだ傑作ランキングからです。『タッチ』『みゆき』『ラフ』『H2』と共にランクインさせた作品が、『虹色とうがらし』なわけです。知る人ぞ知る漫画ですが、愛読者の私からしても知名度は低い。そこで、まずはキャラクターを紹介することで魅力を伝えようとしたわけです。

 そして今日はその第二弾。物語に触れていきましょう!へっへっ、目が離せませんねぇ!ね?ね?

父親は正体不明!

 母親は違うが、父親は一人。一人の男が、七人の女性に産ませた子どもたち。同じ年の兄妹がいないのは、みんな本気で愛し合った証拠だとか……素性が明かされないこの男は死んでおらず、すこぶる元気。どこのどいつかは言えねぇな……第一巻、第一話で物語の全容が明らかになってしまっては、作者殺しというものでい。

 という父親についてです。その正体が明かされるのは第何話になることやら………
 “第二話”で明かされます。  Σ(・ω・ノ)ノ!
 このテンポこそあだち充作品ですね!

 どこかで見たような紋がありますね……。京都の賀茂別雷神社(かもわけいかずちじんじゃ)、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の神紋にして、江戸時代には徳川一族以外が使用することは御法度だった葵紋ですね。

 ですが、まぁ、それは根拠になりません。なぜならこのお話は、未来のお話である。地球とよく似た星の、江戸という名の町がある、未来のお話である。つまり、どういうことかというと、そう、偶然なのである。

 物語の核心に触れる部分をそう簡単に明かすと思いませんよね?ましてや第一話で正体を明かすのは「作者の都合を考えろ」と作中で言っている(メタ発言)。だから思うはずだ。これはミスリードに違いないと。地球という星の、江戸という名の町を知っている読者を騙そうとしているのだと。この人物が父親であり、将軍であると錯覚させようとしているのだと。

将軍でした(・ω・)ノ
某作品に言うと、「将軍かよォォォォォl(cv:杉田智和」ですね。

血が繋がっていない兄妹がいる!

 物語の第四話にて明らかになる重大な情報です!そうです。これはあっちこっちの女に手をつけて子どもを産ませた助平親父を探す物語とみせかけた、血の繋がっていない兄妹の話なのです。あだち充をなめないで頂きたい。どんな作品でもラブコメディにする天才ですよ!参ったか!

 誰の血が繋がっていないかは、物語のクライマックスまで明らかになりません
 ………
 ………………
 と、見せかけて第四話でほぼ明らかになります。 Σ(・ω・ノ)ノ!
 ミステリー作品じゃないので、謎解きはここまでです!

 では、その兄とはいったい………そうです。
 これが“謎”になるわけですね。決して話を進めるうちに方針が変わったとかではありません。予定調和なのです。どうしてそんなことがわかるかって?それは物語の冒頭から……ん?この作者はあだち充だぞって?『H2』の主人公である“国見比呂(くにみひろ)”の誕生日を、物語の途中で変更するような作者だぞって?………アカン。何も言い返されへんわ(´・ω・`)

血の繋がっている本当の兄弟とは!

 それは言えねぇなぁ……ああ、言えねぇ。口が裂けても言えねぇ。うっかり口を滑らせた日にゃ、オイラの下顎がなくなっちまうってもんだ。文字通り裂かれちまう。

 もう勘弁してくれい。これだけは言えねぇんだ。それが仁義ってもんよ。すまねぇな。

 あれ?オイラの手がねぇぞ?どこにいった?――――あっ‼

 こうなったら読者サービスでい!!!(アダチミツル的転回)

 前回も言いましたが、菜種は13歳です

 主人公の七味を高校一年生とするなら、中学二年生です

 あだち充先生………年齢の設定忘れていませんか………( ^ω^)???


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