キャラクターへの感情移入について

その他

 物語に触れるとき、皆さんはどのようにして楽しんでいますか?

 主人公と自分を重ねて、自分がその物語の主人公であるかのように楽しむ人
 お気に入りの登場人物を観察するようにして楽しむ人
 二次創作をすることで、思いどおりの展開を永遠に楽しむ人
 楽しみ方は様々だと思います。

 いずれにせよ、キャラクターの魅力は物語に引き込む要因だと思います。
 今日は自分の頭の中の整理を兼ねて、キャラクターへの感情移入について書きたいと思います

主人公と自分を重ねる

 「物語の主人公は君だ!」的な謳い文句のやつですね。
 ゲームでは結構多い気がします。
 自分が物語の主人公になってプレイするわけです。
 ゲーム内で主人公の名前をつけるものもあれば、既についているものもありますね。

 日常の様子を描いた空気系と呼ばれる作品だと、主人公と自分を重ねて楽しむ人が多いと思います。
 となると、その物語のストーリーは“理想的”である必要がありますね。
 どうして現実世界以外で葛藤しないといけないんだ!と思うことでしょう。
 ただ、主人公の葛藤が綺麗に解決できれば、主人公と自分を重ねている人もスカッとしますね

 「○○になりたい!」という“ごっこ遊び”は昔からある遊びですね。
 これも一種の、キャラクターへの感情移入だと思います。

 “誰からも好かれる主人公

 “何でもできてしまう主人公

 “決して負けない強い主人公

 私が思う、三大理想的な主人公属性です。
 ただし、時としてその逆の展開がある必要があると思います
 “誰かに嫌われる”,“できない(苦手な)ことがある”,“負けてしまう(最終的には勝利or特殊な敗北)”といった展開ですね。
 所謂“人間味”だと思います。
 そういうエッセンスがあることで、自分を重ねやすくなるのではないでしょうか?
 「○○でもそうなるんだ!」と思えるわけですね。

 しかし、こういった主人公ばかりでは似たり寄ったりの物語になってしまいます。
 そこでズラした表現をするわけですね。

お気に入りの登場人物を観察する

 三人称の視点(神の視点)で物語が進められることが多いと思います。
 作者自身が観察したいからです。
 このキャラクターがどういった成長をするのか見届けたいのです。

 なので主人公は、三大主人公属性を内包していますが、ズラされた表現が外延としてあります。
 例えば“過酷な境遇”ですね。
 応援したくなるような境遇の主人公というわけです。
 その上で主人公属性があるので、嫌味が薄くなっています。

 主人公は応援されるようなキャラクターであるべきだと思うんです。
 もっとも応援する必要がないほどの超人で、ひたすら感心させてくるタイプの主人公もいます。
 こういった主人公ですと、観察を続けるうちに感情を逆移入していると思います
 自分の思考が、そのキャラクターに寄っていくわけですね。
 “なりきり”現象が起こり、結果的にキャラクターへ感情移入することになります。

二次創作をする

 主人公以外に魅力的なキャラクターがいる場合、
 そのキャラクターにスポットライトを当てたくなる気持ちは凄くわかります。

 スピンオフ作品があるとよいのですが、必ずあるとも限りませんし、
 その展開が自分の好みではない可能性も少なくありません
 そこで二次創作がおこなわれるわけです。

 もっと簡単に言えば、“妄想”がおこなわれるわけです。
 主人公とそのキャラクターの組み合わせではなく、
 そのキャラクターと自分を組み合わせることで楽しむのです!

 そうすることで、その世界に感情移入することができます。
 キャラクターにではなく、キャラクターが存在する世界にするのです
 作者が物語の続きを書かなくても、永遠に物語が続きますね!

 こういうのも、一種のエンドコンテンツと呼んでいいのではないでしょうか?

おわりに

 一日ぶりの更新になりました。

 これからも力を抜いてゆるゆるやってこうと思うので、これからもよろしくお願いします!

 よければ短編小説を読んでくださいね!
 全4回になっています( ・ω・)♪


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