本日は思考の整理になります。
息抜きに始めた新しいゲームが、なかなか止められないってことありませんか?私はあります。わかっているのに、ついついやってしまうんですよね。“ポケモン”の略称で親しまれている「ポケットモンスター」は、私が一番やり込んだゲームでしょう。その次が“モンハン”の略称で親しまれている「モンスターハンター」ですね。ただ、これらは一定期間で次のシリーズが発売されるので、そのタイミングで引退をできます。自分のスケジュールを考慮して、新作をプレイするために購入するか選択できるわけです。しかしながら、スマートフォンでプレイするアプリのゲームは困ったもので、サービスが終了されるまで続くわけです。辞めるタイミングが非常に掴みにくいのです。
止められない原因はゲームシステムにもあって、“スタミナ”というようなゲージがあるゲームが殆どだと思います。これはゲーム内の何かをするときに消費するもので、一定時間経過するごとに自動で回復します。そして最大値まで達した場合、それ以上に増えることはありません。だから勿体なく感じて、一定時間ごとにプレイしてしまうんですよね。特にゲームを開始して暫くは、レベルアップによる回復もあって、かなり継続して遊ぶことができます。これも罠ですね。ゲーム内容が単純だろうが、何かの真似であろうが、ある程度遊んでいると愛着が湧くもので、毎日少しずつ時間を費やしてしまいます。その沼から抜け出すにはゲームを辞める必要があるわけですが、それはアプリを消去すると同義。カセットやディスクだとデータは残りますが、アプリだとデータが消えます。人間、「消えてしまう」「二度と戻れない」という言葉に弱いもので、躊躇ってしまうわけですね。
更に“フレンド”というような、他のプレイヤーと交流するシステムがある場合には、情もあってなかなか引退できなかったりします。これはパソコンでプレイするオンラインゲームにも言えることで、オンラインゲームには大体“ギルド”というものがありまして、年齢や性別関係なく繋がれる世界の家族みたいなものです。ただ、オンラインゲームはあまり掛け持ちしません。ソロでプレイしている人は掛け持ちも多いかと思いますが、エンドコンテンツである場合が多いので、一つに絞らないとかなりしんどいです。いくつもの世界で生活するようなものです。
“デイリークエスト”といわれるような、毎日更新される課題がありまして、それをクリアすることでちょっとしたご褒美が貰えること。これも罠ですよね。毎日の習慣にしようとしているのです。有料アイテムを購入することでゲームを有利に進められるわけですが、無料でも楽しめるように作られています。しかし、無料でも一定以上になりたいですよね?そこで配布されるアイテムが是が非でも欲しいわけです。すると時間を費やすことになります。やがて時間を費やせなくなり、課金して有料アイテムを手にしてしまいます。課金したデータが消えるのは勿体なくなり、引退できずにズルズル続けてしまいます。
どうしてこのような内容を書いているかというと、幼少期からずっとこの症候群が治っていなくて、最近疲れてきたからです。完全に辞めることができず、かといってまともにプレイしているとは言えない。そのようなゲームが増えてきて、起動してアイテムを貰ったり、デイリークエストをクリアするだけで、そこそこ時間を費やしてしまいます。かといって、データを消す踏ん切りもつかず、どうしようもない状態。困ったものですね。
抑圧されると、その反動で人並み以上にやってしまう場合があります。私の知り合いに厳しい家で育てられた人がいまして、その人は親元を離れたことを機に、今まで禁止されていたことに次々と手を出していきました。それはゲームに限らず、人間関係においてもです。その裏にある感情は何でしょうか?その人は「憧れがあった」と言っていますが、本当にそうでしょうか?私には自傷行為に思えました。「貴方が思い通りに育てた私は、貴方が忌み嫌ったもので染まりました」といったような感情が見えたのです。その人を見ていると、私はどうなのか気になります。客観的に見れているようで、実は見れていないのが人間。結局、自分を映す鏡は自分の域を出ません。どれだけ“神の視点”を意識しても、所詮は人間。その域には達しません。というか、あまり神の視点で自分を見ることはオススメしません。精神が崩壊しそうになります。多分ですが、人間の限界なのでしょう。ならばどうするか?心を鍛えるしかないでしょう。よし。少し、整理できました。
文字を書くことが好きです。書いていると頭の中が整理できますし、キャラクターを創造することで、自分がしないような視点で気づくこともあります。それと、頭の中で考えるだけだと、知らず知らずのうちに思考がループすることが少なくありません。文字にすれば、何をどの順番で考えたか、後で読み返すことができます。ちょっと前の自分はこんなことを考えていたのかと、面白かったり、恥ずかしかったりします。うん。やっぱり書くことは面白いですね!
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