昨日は“サッカー”を題材に書いてみました。
一人称でスポーツ小説を書くとどうなるかなぁーという検証です。
思っていたより形になった印象がありました。
というわけで、今日はその派生形をしたいと思います。
“一人称”で書き、“語尾”を特徴づけて攻めていきましょう!
とりあえず書いてみる
「先輩っ!」
「おう」
試合開始のジャンプボールを制したキャプテンC先輩から、二年生ポイントガードのPG先輩がボールを受け取る。試合の流れを掴むためにも、まずは先制を決めたいところだ。相手は2-3のゾーンディフェンス。一回戦と同じだ。僕たちは良いのか悪いのか、クジ引きの結果、二回戦からの出場だった。だから、相手チームは僕たちのデータが少ない。試合前、PG先輩は「一発目は主人公でいく。決めろよ、スリー!」と言った。
「よこせ、PG!」
ゴール下まで駆け上がったC先輩が、PG先輩にパスを要求した。先輩は身長190cmで筋骨隆々。相手は想定通りと言わんばかりに、C先輩に5番、4番がついた。左サイドで二年生のPF先輩がフリーになったので、3番がカバーにいった。2-3のゾーンディフェンスが、若干左サイドに寄った。それを見て、PG先輩はノールックで右サイドにパスを出した。僕が走り込むスピードに合わせ、ミートすると丁度スリーポイントラインになるように、絶妙なパスを出してくれた。
全身の力が抜けるような感覚だった。全く無駄な力が入ることなく、僕のシュートは弧を描いてリングに一直線。そして、リングに触れることなくノータッチでネットの音を鳴らした。
「しゃぁ!」
僕は右拳を強く握って、雄たけびを上げた。歓声が心地良い響きだ。そのときだった。
「一本決めたぐらいで調子乗るなや!」
観客席から聞きなれた関西弁が聞こえた。練習試合とはいえ、僕たちのチームにトリプルダブルを達成した宿敵だ。
「ワイならファールもろて、4点プレーにしたったわ!」
隣にいるマネージャーに止められながら、男は騒ぎ続けている。
「無視しとけ」
「ナイスシュート」
僕が気にしていると、PG先輩が試合に集中するように声をかけてくれた。C先輩は僕の頭に軽く手を置いて褒めてくれた。僕は少し頬を緩ませ、良い感触でシュートを放った右手を眺めた。
「キモイからやめーや」
観客席の男と同じ訛りで言ってきたのは、僕の同級生でレギュラーのSF君だ。
「けど、ええシュートやったわ。あいつが挑発するってことは、打った瞬間決まる確信があったんやろ。このまま一気にいくで!」
その言葉で僕は気を引き締めた。
「さぁ、ディフェンスだ!」
語尾を特徴的にするといっても、難しいですね。
男性だからですかね?
女性ならもっとバリエーションあるんですが……これは単純に私の技量の問題がします。
思い返してみれば、男性の書きわけが苦手な気が………( ^ω^)
(だって、男の会話書いても楽しくないですしおすし🍣
終わりに
一気に暑くなりましたね
私は頭がボーってして、かなりしんどいです
みなさま、体調にお気をつけくださいな!
明日は女性キャラクターで書いてみましょう
コメント