セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベラ,ホトケノザ,スズナ,スズシロ
一月七日には「無病息災」を願って七草粥を食べます。ただ七草の種類は知っているわけですが、漢字は書けるものと書けないものがあります。そこで今日は漢字を調べてみることにしました。
【芹(セリ)】水路沿いに生えているセリ科の多年草。ドクゼリと似ているらしい。ちなみにこのドクゼリは日本三大有毒植物の一つであり、トリカブト,ドクウヅキと並ぶ。思ってたよりヤバいやつ……
【薺(なずな)】どこにでも生えているアブラナ科の越年草(えつねんそう)。かの有名なペンペン草ですね。繊維を切らないように引っ張ってあげると、“でんでんだいこ”みたいに良い感じになります。オノマトペ混じっていると語感が良いですね。
【御形(ごぎょう)】キク科の越年草で、ハハコグサ。ポケモンの“ハハコモリ”のモデルではないかと思ったが、どうやら違ったみたい。似ているんだけどなぁ……もう、ハハコグサを見たらハハコモリに思えるほど、似ているんだけどなぁ……
【繁縷(はこべら)】ナデシコ科の一年草。漢字が難しい……“一縷(いちる)”の“縷”ですね。細い糸という意味があります。同量の塩と混ぜたものは“歯磨き粉”の役割を果たすようです。歯槽膿漏(しそうのうろう)防止に役立つので、荒川アンダーザブリッジする際には必要ですね。
【仏の座(ほとけのざ)】キク科の越年草で、コオニタビラコともいうらしい。漢字で書くと“小鬼田平子”で、まるで小説の登場人物ですわ。ちなみに“仏の座”の名を持つ植物はもう一種類、“カンガイグサ”というものがある。ややこしい。別の作品でキャラの名前を流用するなよ。
【菘(すずな)】アブラナ科の越年草。蕪(カブ)の葉です。かの天才軍師である諸葛亮(しょかつりょう)は兵糧として育てさせたという話がある。ロシアでは民話『おおきなかぶ(露:Репка)』の題材にされるほど馴染みのあるもの。まぁ、フランスは嫌いみたいで、蕪を意味する“navet”という名詞には、“駄作”という意味があるようです。
【蘿蔔(すずしろ)】アブラナ科の越年草で、大根の葉。スズナとスズシロをよく間違えたものです。「穢れのない白」という意味があるようです。エロいな。ちなみに食当たりしないから、「何をやっても当たらない」という意味の“大根役者”という言葉が生まれたようです。大根に罪はないのに酷い……
スズシロちゃんをすこれ!
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