その昔、“おからパウダー”というものが流行しました。ご存じでしょうか?私は知っていましたが、その当時は全く興味がありませんでした。「小麦粉やパン粉の代わりになるよ!」と言われても、「いやいや、おからはおからでしょ」と考えていたタイプで、態々おからを使う必要ないよなーと。「食物繊維が豊富だよ!」と言われても、昨今の「食の欧米化」に負けることなく、食物繊維を摂取している私です。正直なところ、おからパウダーの謳い文句は微塵も響きませんでした。
ですが、寂しそうに売られているおからパウダーを見て、「よし、私がお前を食ってやる!」と同情してしまったわけです。というわけで、今回はおからパウダーについて書きたいと思います!
おからパウダーとは?
おからパウダーとは、その名の通り“おから”をパウダー状にしたものです。え?そんなことはわかってる?早く本題に入れ?……まぁまぁ、落ち着いてください。食物繊維が足りていないんじゃないですか?大腸の機能大丈夫ですか?とりあえず、これを見て下さい。
そうなんです。おからは大豆からできています。(はいそこ、また豆かよとか言わない!)
大豆を煮て搾ると豆乳ができるのですが、その際に残った絞り粕(かす)がおからというわけです。なぜ絞るかって?豆腐を作るためです。豆腐は皆さん大好きですよね?安価で、使いやすく、栄養もある食材です。一方、おからは……( ^ω^)
たんぱく質のほか、ビタミンE、カルシウム、カリウム、マグネシウムも若干ですが含んでいます。
粕と侮ることなかれ!粕といっても元は大豆!凄いやつなんです!
絞り粕状態のおからは生なので、水分を飛ばしてあげて……はい完成!というわけです。
どうやって食べたらいいの?
小麦粉やパン粉の代わりになるらしいので、その言葉を鵜呑みにしちゃって大丈夫です。何の心配もありません。おからパウダーに水分を加える際に、「わー!どんどん膨らむー!すっごーい!」と調子に乗って加え過ぎない限りは大丈夫です。私ですか?…( ^ω^)
チヂミを作る際に小麦粉の代わりにしたのですが、いやぁ……やらかしちゃいました。水分が多かったのか、焼いている途中に崩れだしてしまいまして……お皿に載せるときにはもうボロボロ。味は悪くなかったのですが、見た目は最悪でした。皆さん、くれぐれも水分量には注意してくださいね!
購入したおからパウダーに、適切な水分量が書かれていると思います。それを信じるべきです。間違っても、ウォーターカーニバルしてはいけません。後悔します。まぁ、作るものによって水分量を変えたら良いと思います。ふかふかポロポロが合う料理もあると思うので。要は使いようです。
食物繊維ってどんな効能があるの?
謳い文句にもなっている食物繊維ですが、どんな効能があるかご存じですか?「食べ物に含まれてる繊維だろ?知ってるよ」という方、まぁそのとおりなのですがね。実はこの食物繊維というもの、「消化されない役立たず」と言われてバカにされていた過去があります。特に栄養学の界隈から文字通り「カス」扱いされていました。
しかしながら、「あれ?大腸癌(がん)のリスク、軽減できるんじゃね?」という研究があり、大腸を機能させるには食物繊維が必要であることが科学的に証明されました(やったぜ!)
糖やコレステロールの吸収を抑え、生活習慣病の予防に繋がるだけでなく、満腹感も得られます。更に便通が良くなることで、腸内環境を整えてくれます。素晴らしですね!さぁ、今すぐおからパウダーを手に入れて、健康的な生活を送りましょう!
P.S.
話は変わりますが、先日、短い小説を書きました。時期外れではありますが「梅雨の日の放課後に少女が不思議な出会いをした話」になっています。もしよろしければ読んでくださいな!
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