胃袋

フード

 唐揚げを満腹になるまで食べた日の夜、ふと気になったことがある。体重だ。「まさかなぁ…」と思いながらも、膨れ上がった腹を見るとちょっとヤバい気がきた。腹筋の衰えに伴って、食後にお腹が膨れやすくなっていることには気がついていたが、この日は恐ろしいほど膨れ上がっていた。幼いころかお腹が膨れやすく、カエル腹と呼ばれてきた私は恐る恐る体重計に乗った。

 600g増だった……

 まぁ、体重が増えていたことは気にするほどでもない。食べた分だけ増えるのは当然のことで、この日の夕食で凡そ600g食べたということだろう。消化して排便すれば済む話。今日はそもそも“カエル腹”とは何なのかということを知りたいと思う。

 【蛙腹】腹腔(ふくこう)内に大量の漿液(しょうえき)が貯留している。うっ血、リンパ系循環障害、低蛋白症などが原因。……えっ!? なにこれ!? 怖いんだけど……

 腹腔というのは、肝臓,胃,腸などを収めていて、筋肉で囲まれているところ。

 漿液というのは、胃液などの消化液や、臓器を覆う膜からの分泌液といった、粘性物質を含まないサラサラした透明な分泌液。

 どうやら肝臓などが原因で、液の吸収と放出のバランスが崩れているようです。ヤバくね?けど、小学生のころからカエル腹になっていた身としては、他の理由があるのではないかと思うのです。消化器系ではなく、呼吸器系ではないだろうか?よくよく考えてみれば、空気を吸うとお腹が膨れます。

 空気を吸うと胸腔(きょうこう)が膨れ上がることによって、腹腔が押されるようです。それで、お腹が膨れるようです。ああ、納得。特に心配することもありませんでした。ただの体質ですね。まぁ、結論としては食べ過ぎに注意しましょうってことです。自分の体を知れる良い機会になりました。

 謝謝、体重計!

コメント

タイトルとURLをコピーしました