麻婆豆腐の味つけ

フード

 “豆”についてばかり書いているせいか、今夜は麻婆豆腐を作って食べました。日本でもお馴染みの一品で、手軽にできる中華料理として有名な麻婆豆腐。名前の由来は……有名ですよね。「清の同治帝が治めていた時代に、成都(せいと)の北郊外の万福橋にて陳興盛飯舗を営んでいた陳森富の妻の劉氏が、有り合わせの材料で来客に向けて作られた。劉氏の顔には痘痕(あばた,“麻点”)があり、“陳麻婆”と呼ばれていた」ことに由来します。麻(中国料理で山椒のような痺れる味)ではないので、間違わないようにしましょうね。なまじ知識がある言い分なせいで、間違いだとわかると余計に恥ずかしいですよ(*ノωノ)キャッ

 さて、味付けについて書きます。個人的には唐辛子や山椒を使いたいのですが、唐辛子は“辣(らつ,ラー)”に該当し、山椒は“麻”に該当する味で、両者を活かすも殺すも料理人の腕次第なのです。美味く作れれば味は格段に美味しくなりますが、失敗すれば中途半端な味になってしまいます。難しいですよね。そこでオススメなのは、“豆板醤(トウバンジャン)”と“甜麺醤(テンメンジャン)”を使用した味つけです。名前は似ていますが、似て非なるものなので注意注意!

 豆板醤はそら豆や大豆(まーた豆の話してるよ…)で豆麹(麹についても書いたな…)を作り、細かく刻んで唐辛子と共に油や塩などを入れて熟成させたものです。まぁ、辛いお味噌ですね。甜麺醤は甘いお味噌です。豆ではなく、麺を使うだけです。麺は中国語で「小麦を使用した生地」のことを示します。ちなみに“醤(ジャン)”は「ひしお」と読むのですが、日本でも「ジャン」と呼ぶほうがメジャーな気がします。意味は「発酵調味料」です。

 もし……中華料理が好きな人であれば、“八角(はっかく)”を使用してみてほしいです。個人的に大好きな香辛料なのですが、如何せん癖が強い……万人受けしない哀しみ。グラタンについて書いたこともありました。グラタンは万人受けすると思いますが、記事で紹介したシャルトリューズは万人受けしないでしょう。でも、きっと好きな人はいるはず!そう。貴方も好きになるはず!

 ハーブリキュールが好きな人は八角にハマるかもしれませんよ!ねっ試してみましょう!(ゴリオシ

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