五色豆に毒性?

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 節分のときに購入した五色豆を食べながら、ふと五色豆の歴史が気になった。豆に砂糖が塗されているだけのように思えるが、もしかしたら壮大な歴史があるかもしれない。そう思って検索してみると、「五色豆 毒」というキーワードが………グェー‼

 どうやら豆のもつ毒性に対して敏感に反応している様子。厚生労働省が掲示している「自然毒のリスクプロファイル」に“ベニバナインゲン”についての項目がある。メキシコ高原原産のインゲンマメ属で、大航海時代に欧米に伝わり、日本には江戸時代末期に伝わった。明治時代から食用としての栽培が始まり、熟した豆を煮たり、甘納豆にしたり、餡の材料にしたりして食していた。欧米では若い莢(さや)を食用にしていたみたいですね。

 で、肝心の毒についてですが、多くの食材に含まれるレクチンというたんぱく質の一種、フィトヘマグルチニンというものがベニバナインゲンには含まれています。十分に加熱すれば問題はないのですが、2006年にとあるテレビ番組でレクチンの一種であるファセオリンがダイエット効果があると紹介され、視聴者が過熱不十分の白いんげん豆を食し、下痢や嘔吐などの症状に見まわれたようです。これが豆に対する過度な恐怖を煽ってしまい、未だに残っているようですね。いやぁ…些細なことでも残り、情報だけが出回るネットは怖いですな。

 それ以外にも、昭和五年十一月九日に、滋賀県坂田郡神照(かみてる)村搾乳場にて、乳牛七頭が突然死した出来事が恐怖心を煽っているのかもしれない。これは従来使用している餌である麦や米、大豆などの代わりとして南洋産の“ビルマ豆”を使用したところ、このようなことになってしまったというもの。この記録に“五色様豆”とあるので、「五色豆 毒」と思ってしまう人がいるのかもしれない。大丈夫ですよ。ちゃんと熱すれば毒にやられることはありません。安心してください。

 五色豆の歴史を調べようと思ったら、毒のほうに興味がいってしまいました。いやはや、人間危なっかしいキーワードに引き寄せられるものですね。

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