明晰夢について

　夢の中で好き勝手したいと思ったことのある人は少なくないと思う。何でも思いどおりになり、何をしても咎められない。現実的なことは勿論、非現実的なことだった可能だ。私は明晰夢こそが夢の真理だと考えている。

　明晰夢については少し触れたことがあるので、興味がある人はまずそちらを読んでほしい。ここでは呼んでくれたことを前提に書いていく。

　睡眠には“ノンレム睡眠”と“レム睡眠”というものがある。簡単に言うと、ノンレム睡眠は深い眠りで、疲労回復をしている時間。レム睡眠は浅い眠りで、記憶の整理をしている時間です。一般的に夢はレム睡眠時の記憶であって、眠りが浅いがゆえに覚えていると考えられています。ノンレム睡眠時に夢を見ていたとしても、眠りが深いので覚えている確率が低いわけですね。で、明晰夢はどの状態で見ることができるのかと言うと、私の結論としましては“ノンレム睡眠”です。

　ノンレム睡眠は一番最初に訪れる睡眠の周期で、時間は約90分間。その次にレム睡眠の周期が訪れます。ポイントは「夢だと気づけるかどうか」で、レム睡眠時に気づいたとしてもすぐに目が覚めてしまいます。ですが、ノンレム睡眠時ですと、目が覚めるまでに猶予があります。夢だと気づくと同時に、目が覚めるまでのカウントダウンはスタートするので、如何に深い眠りの状態で気づくかどうか。初めはレム睡眠時でも構わないと思います。金縛りにあったときはチャンスですね。体が動かないので、上手くいけば体を動かしたつもりが、元の位置に戻っている現象が起こります。実際には動いていないので、夢の中みたいなものです。これを応用すると、夢の中で夢だと気づけるようになります。とにかく、「夢だと気づけるようになる」ことがスタートラインですので、今日から意識して頑張ってみてください。